県立高校に通う子どもを持つ世帯の約4割が、模試の受験料や補習費など授業料以外で月1万円以上学校に納めている実態が県高校PTA連合会(高P連・三浦啓亨会長)の保護者アンケートで明らかになった。授業料以外の納入金は本年度始まった高校授業料無償化の対象外。塾などを含めた教育関連支出が家計に占める割合は依然として高く、家庭の負担の大きさがうかがえる結果となった。
アンケートは無償化前の昨年11~12月に県内53校の保護者3100人を対象に実施し、2042人が回答(回収率66%)。国は2年に1度、子どもの学習費調査を実施しているが、県内の独自調査はないという。
模試や補習費などの学年納入金(PTA会費などの団体費を除く)は「月額1万~1万4999円」が34%(598人)で最多。「同1万5千円以上」の5%(88人)も合わせて約4割が、今年4月から徴収されなくなった授業料(約1万円)と同額かそれ以上を支払っている。
普通科高校では、塾や家庭教師などへの支出が「1万円以上」という回答が約6割に上った。中には「5万円以上」支出をしている家庭も数件あったという。
県内では授業料無償化前の2009年度、低所得家庭の生徒2674人(全体の10・53%)の授業料を免除していたため、「無償化後も生活が楽にならない家庭は多い」との声が上がっている。
授業料を含めた学校への納入金や、塾の月謝といった教育関連支出全体の家計への負担について、「非常にきつい」(8%)を含めて約40%が「きつい」と回答している。
調査結果は、県高校教職員組合(横道信哉委員長)が生徒や教員を対象に実施した同様の調査結果と合わせ、初めて作成する「高校教育白書」にまとめる。三浦高P連会長は「調査結果を詳しく分析、検討し、家庭や生徒が抱える問題の解決に役立てたい」としている。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA