
さまざまな背景を持つ模擬患者を設定し、問診や会話をしながら適切な対処法を学ぶ参加者
医療関係者などが患者役(模擬患者)を演じ、ロールプレーをすることで、患者対応やコミュニケーション能力の向上を目指す「響き合いネットワーク湯布院」が20日、由布市湯布院町の湯布院厚生年金病院(森照明院長)に開設された。全国では6番目で、会員約70人は最大規模となる。
ロールプレーは、参加者が医療関係者役と患者役に分かれて診察や事務などの医療現場を再現。介護疲れなどさまざまな背景を持つ模擬患者を設定して、問診や会話をしながら適切な対処法を学ぶ。実際の現場を疑似体験することで、医療の質やマナーの向上に役立つという。
20日、同病院で開設記念行事があり、職員ら約100人が出席。大分大学医学部の中野重行教授や高木良三郎名誉教授らの講演の後、響き合いネットワーク岡山模擬患者研究会の前田純子理事長の指導で、ロールプレー体験をした。参加者は、丁寧に話を聞きながら、心のケアなども重視した対処法を学んだ。
同日、全国6カ所の同ネットワークからなる連絡協議会も設立し、情報共有を進めることなどを確認した。森院長は「コミュニケーション能力はすぐに身に付くものではないので、時間をかけて着実に身に付けていきたい。一般の人でも参加できるので、医療向上のためにも多くの人に参加してほしい」と話した。
問い合わせは、同病院内の事務局(TEL0977・84・3171)まで。
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