
クレーン付きの台船からつり上げられるブロック(海側遊歩道から撮影)=21日
国土交通省別府港湾・空港整備事務所による海岸整備事業が進む別府市北浜で21日、護岸の“要”となる大型波返しブロックの設置が始まった。クレーン付きの台船からブロックがつり上げられ、新しい海岸線に沿って置いていく作業を、工事関係者や地域住民が見守った。
波返しブロックを設置したのは北浜旅館街の海側にある「北浜地区2」と呼ばれる区域(約420メートル)。整備計画では、護岸を現在地から35メートル沖まで移し、新護岸と旅館街の間に新たに緑地帯を設ける。2009年度に着工、12年度の護岸完成を目指している。
波返しブロックはコンクリートと鋼板を組み合わせた構造。ブロック1個のサイズは高さ8メートル、横幅5メートル、奥行き8メートルで重さは約124トン。波を受け止める部分がアーチ形になっているのが特長。従来の護岸形式に比べて高さを抑えられ、海側の景観を妨げにくくなる工法という。22日までに全体の約5分の1にあたる15個を設置。本年度中にはさらに20個程度を据える計画。
同事務所は、別府港海岸保全施設整備事業として、「北浜地区2」を含めて市内4カ所(計約2キロ)で護岸工事を進めている。「餅ケ浜地区」はほとんどの工事を終え、8月から利用を始める。「上人ケ浜地区」は本年度に設計、来年度に着工の予定。楠港南側の「北浜地区1」は本年度、計画検討委員会やワークショップを開き、整備計画を検討することにしている。
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