
講演する尾木直樹法政大学教授
県教委汚職事件や採用取り消し訴訟を受け、教育の在り方について議論を深めるための学習会が20日、大分市の大分文化会館であった。「教育公務員のあり方を考える会」(代表・山岸治男大分大学教授)の主催。約800人が参加した。
汚職事件の影響で採用を取り消された教員が、県を相手に処分の取り消しを求めている訴訟の争点について、原告弁護団の田中利武弁護士が報告。田中弁護士は「採用試験のデータが開示されず検証できないのは問題。加点にどんな事情があったのか、裁判を通じて教員採用の実態を明らかにしたい」と話した。
続いて尾木直樹法政大学教授が「学校現場を大切にした教育行政はいかにあるべきか」のテーマで講演。海外と国内の教育観の違いなどを紹介し、「時代は市民参加型の成熟社会に入った。一部のエリートが教育行政の方針を決めるのではなく、わたしたちが率先して現場の声を反映させなくてはならない」と訴えた。
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