別府市は本年度、内成地区でバス路線となる市道を利用しやすいよう整備する。高齢者が多い地元住民や国の「棚田百選」に選ばれた景観を目当てに訪れる観光客らの利便性を高める。
内成を通る路線バスは、市道田代別府線を通っている。このうち、バス停「仲の迫」―「梶原」間の約800メートルは民家がない。このため、市道志高尾原太郎丸線など約1・6キロを整備して、集落の近くを取るルートに変え、バス停も新設する予定。総事業費は6300万円。
現在、梶原、太郎丸両集落の住民は、仲の迫、梶原両バス停を利用するため、約35メートルある標高差を坂道で上り下りしている。昨年4月、両集落の住民がバス路線の変更を求める要請を同市に提出していた。
バスが通りやすくなるよう、市道に里道場所を新設したり、見通しの悪いカーブを改良するなど、計8カ所で工事を行う。新しいルートは現在の路線より高い位置を通るため、住民はバス停への行き来で坂道の負担が軽くなるという。地元の人たちは「お年寄りはバス停まで歩いて30分ほどもかかっていた。便利になる」と喜んでいる。
新しい路線の近くには樹齢千年と伝わる「大イチョウ」などがあり、地区内の観光スポットへのアクセスも向上する。測量、設計の後、秋ごろに着工、2011年4月の利用開始を予定している。
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