
受け渡し式で、竹田小の児童(左側)がホタルの入った観察用ケースをあけぼの学園、清明学園の代表に手渡した=19日午前
竹田市竹田小学校(下田博校長、148人)の6年生20人が19日、大分市東大道のろうあ児施設「あけぼの学園」、盲児施設「清明学園」(いずれも中川隆博園長)を訪れ、校区内で捕まえた約360匹の「友情の蛍」を贈った。
竹田市の旧明治小学校が両学園と続けてきた伝統行事で、今年で58回目。小学校側が校区内のホタルを贈り、両施設の子どもたちが園内で飼育した後、ふ化した幼虫を竹田市に戻す。
この日は受け渡し式があり、小学校児童がホタルの入った観察用ケースを手渡した後、竹田小代表の後藤彩乃さん(11)が手話を交え、「みんなで集めたホタルを送り届けることができ、本当にうれしいです」とあいさつした。これに対し、あけぼの学園代表の菊地英史さん(17)=県聾(ろう)学校高等部3年=が「ホタルは大切に世話をして、7月には元気な幼虫を持っていきます」と手話で述べた。
竹田小と両施設の子どもたちは昼食を一緒に食べるなどして、交流を深めた。両施設は同日夜に地元の高齢者らを招き、ホタル観賞会を開くという。
「友情の蛍」の交流は1953年にスタート。59年にあけぼの学園が幼虫の人工ふ化に成功して以来、毎年、ホタルの幼虫を竹田市に戻す「里帰り行事」を続けている。昨年3月末に旧明治小が閉校、統合校の竹田小が伝統を引き継いだ。
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