
1週間の“服装試験”に合格して入部が認められた川津さん
日田市の日田林工高校野球部に、28年ぶりの女子マネジャー、川津美穂さん(16)=同市大山町、1年生=が入部した。甲子園予選の第92回全国高校野球選手権大分大会は7月10日に開幕。2年ぶりの甲子園を目指すチームにとって、“勝利の女神”となれるか。
野球部の女子マネジャーは1981年12月を最後に不在。その後は部員が多くて必要なかったため、入部を断っていた。10年ほど前から募集してきたが、同校に女子生徒が少ないこともあり、希望者はいなかったという。
川津さんは南部中出身。プロ野球好きの父親など、家族の影響で野球観戦にのめり込んだ。三隈高校で捕手を務める兄将司さん(17)の試合もよく応援に行ったという。
「野球が好きだけど、自分は女でプレーができない」。高校では野球部のマネジャーになろうと決めていた。入学後、早速練習を見学に行った。野上和仁部長(46)から「スカートの丈を短くしない」など身だしなみの指示を受けた。1週間、服装の乱れがなかったため、入部の許可が下りた。
主な仕事はデータ集計。公式戦、練習試合の成績をまとめる。練習試合ではアナウンスをしたり、スコアブックを付けたりしている。「野球にかかわれて毎日が楽しい。部員と仲良くなって頼られる存在になりたい」と笑顔。
全国選手権大分大会は記録員としてベンチ入りする。「選手と同じ気持ちになって応援したい。必ず甲子園に行きたい」と願っている。
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