大分信用金庫(大分市)は18日、本部勤務の課長級の男性職員(49)がオンライン端末を不正操作し、同金庫の資金2923万円を着服していたと発表した。専門知識を悪用し、“休眠状態”になっていたシステムを操作する手口で3年以上にわたり、発覚を免れていた。同金庫は11日付で職員を懲戒解雇、役職員15人を減給などの処分にした。
同金庫によると、職員は2006年10月から今年2月まで、計39回にわたって着服を繰り返していた。02年に臼杵、佐伯両信用金庫と合併した際に、資金管理のためオンライン上に設置した「仮本部」が合併後は不要となったため、チェックの目が入らないことを悪用。仮本部から家族の口座へ金を振り込むよう操作し、着服分は一時的な未決済金として処理していた。
今年4月に決算の作業で不審な点が見つかり、職員に確認したところ、着服を認めた。住宅ローンや信販会社からの借金返済などに充てていたという。全額弁済していることなどから、刑事告訴はしない方針。
本店で会見した山上博資理事長は「このような事態を発生させたことについて深くおわびするとともに、不祥事の再発防止に不退転の決意で取り組む」と謝罪した。
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