
鳩山首相の退陣を伝える大分合同新聞電光ニュース=2日午前10時32分、大分市府内町
首相の「退陣」表明が列島を駆け巡った。米軍普天間飛行場移設問題が引き金となり、政治とカネの問題、社民党の政権離脱が致命傷になった鳩山政権。「無責任だ」「トップを代えても何も変わらない」。2日、わずか8カ月余りの落日に県民は失望した。
「え、辞めるんですか?」。買い物をしていた大分市の主婦中尾みゆきさん(30)は耳を疑った。「自民党のように頭をコロコロ代えることはしないと思っていたのに…」
佐伯市鶴岡町の無職西山賀代子さん(60)は「鳩山さんは一生懸命にされたとは思う。トップを代えても何も変わらない」と首をひねり、日田市のサービス業春園峰子さん(33)も「こういう形で辞めることが責任の取り方ではない」。
昨年9月の衆院選の「政権交代」で、国民は“日本の未来”に期待を寄せた。
それだけに「最低4年間は政策をじっくり見るべきだ。ほかの閣僚たちはよくやっている」と大分市上春日町の臨時職員満園征人さん(67)。別府市楠町の自営業河原孝さん(57)も「辞めずに踏ん張ることが、選んだ国民に対する責任ではないのか」と語る。
その言動から宇宙人と揶揄(やゆ)され、朝令暮改の優柔不断さが命取りとなった日本のリーダー。
杵築市の公務員香川忠宏さん(29)は「採点すれば50点。事業仕分けは評価できるが、普天間問題は中途半端で多くの人を振り回した」。中津市本耶馬渓町の自営業宇木昇さん(35)は「鳩山首相は何をしてるのか全然分からず、これからどうなるのかという不安があった。辞任と聞いて正直ほっとしている」と話した。
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