
「70歳でもその気になれば何でもできることを伝えたい」と10月のゴールを目指す山勝三さん=大分県庁前
古希を記念し「日本一周チャリンコ旅」に取り組んでいる石川県小松市の山勝三さん(70)が5月29日、自転車で大分市の大分県庁に到着した。「旅には感謝、感激、感動の“3K”があふれている。人間はいいなあ、と毎日感じる」と完走を目指してペダルを踏み込んでいる。
山さんは、日本一周1万キロのルートを半年で走破することを計画。同世代にセカンドライフの素晴らしさを伝えるとともに、各県庁や主要駅に立ち寄り、地球温暖化防止や自転車利用を促進するよう自転車レーン整備を呼び掛けるちらしを配っている。
4月18日に自宅を出発。1日8時間、約70キロのペースで進み、テントで宿泊。これまで関西、山陰、沖縄を巡り、28日に宮崎県から大分県に入った。大分の印象について「山や海が美しい。道路も整備され、自転車も走りやすい」と話す。今後は別府市や国東半島を経て、福岡県を通り10月のゴールを目指している。
身長171センチ、体重65キロ。孫が5人。日焼けした顔に、筋肉の盛り上がるふくらはぎなど、古希には見えない若々しさ。「古希記念日本一周」と背中にあるTシャツに、青いヘルメットをかぶり、30キロの荷物を積んだ自転車を走らせる。
山さんは10年前、退職後の人生を考えようと、日本一周2万キロを自転車で約1年かけて走破した経験がある。「人生は残り10年ほどと思うと、もう一度チャレンジしたくなった。70歳でもその気になれば何でもできることを伝えていきたい」と意欲に満ちている。
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