
表彰状を手にする図書委員会委員ら
佐伯鶴岡高校(糸永正典校長、310人)が、本年度の子どもの読書活動優秀実践校の文部科学大臣表彰を受賞。1年間で図書館の貸出総数を3倍に伸ばすなどの取り組みが評価された。読書力を養うユニークな活動を続けている。
1人が年間7冊の本を読むことを目指した「ハッピーセブンプロジェクト」を実施。スローガンとして掲げたことによる意識付けが功を奏し、全校生徒の83%が目標を達成した。
貸出総数は計2960冊で、前年度の982冊と比べて急増。図書館を全く利用しないという生徒はゼロになったという。
本を読む機会を増やすため、国語の授業開始10分間を読書に充てた。
その間、クラシック音楽を流す。リラックス効果によって落ち着きのなかった生徒も本を手にして、その後の授業への意欲も増したという。
図書館の蔵書を一新。中高生に人気で読みやすい「ケータイ小説」を置かないことに決めた。図書館主任の山田ゆう子教諭は「ケータイ小説に多い“横書き”は購入せず、本来の本の形である“縦書き”に絞った。教養を高めるため、難解でも名作を読ませたい」と狙いを明かす。
保護者とも連携し、親子読書会を年3回実施。
図書委員会の生徒が中心になった明治の文豪の国木田独歩館(同市)の見学会を開き、文学への見識を深めている。
柴田多加恵学校司書は「本を楽しむ生徒が増えた。知識を広げるためにもジャンルに偏らない読書ができるようにサポートしていきたい」と話した。
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