口蹄(こうてい)疫の影響で大分県内でも家畜市場が5月から中止されている問題で、県は24日、6月も市場の開催が見送られた場合、畜産農家に対する無利子融資を延長する方針を示した。また、宮崎県境で実施している畜産関係車両の消毒について、5月中にも対象を一般車まで拡大する。広瀬勝貞知事が定例記者会見で明らかにした。
県団体指導・金融課によると、無利子融資は21日までに44件、計約2200万円を実施した。宮崎県内で口蹄疫の感染拡大が続き、6月も市場の開催は難しいとの見方が出ている。このため、市場に出荷できない農家の運転資金を引き続き手当てする必要があると判断した。
JA全農県本部によると、市場を開くかどうかは26日ごろに決定する。
防疫策では(1)宮崎県境に近い国道10号と326号の消毒ポイントで、一般車は薬剤を染み込ませたマットの上を通過させる方法を検討(2)種雄牛の凍結精液を今月末までに、県内4カ所の家畜保健衛生所に計約2万8千本(およそ1年分)を分散して保管する―などの措置を説明した。
また、県内の畜産農家や動物がいる施設など計2314戸に対する聞き取り調査を、あらためて5月17~21日に実施。4月の調査に続いて異常がないことを再確認した。消毒用の消石灰は全戸に配布済みという。
広瀬知事は「防疫策と農家の負担軽減策(の両面)でできるだけのことをしていきたい」と話した。
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