豊後大野市の公立おがた総合病院(同市緒方町)と県立三重病院(同市三重町)の10月1日の統合に向けた準備が進んでいる。広瀬勝貞知事は24日、統合病院に必要な医師数の確保におおむねめどがたったことを明らかにした。県と市は6月の定例議会に、統合に向けた条例改正案をそれぞれ提出する。市は利用者の足を確保する公共交通の改善も検討中。統合病院には最新の医療機器も新たに導入される。
新しい豊後大野市民病院(199床)は公立おがたが核施設になり、県立三重は診療所になる。必要な医師数の目安は27人。広瀬知事は定例会見で「万一不足する場合は外部からの診療応援も考える。医師にとって魅力的な病院にすることが大切。最後まで気を抜かずに努力する」と述べた。
看護師は豊後大野市で採用試験をしているほか、県立三重から統合病院に移る職員もいる。不足する場合は県から業務援助で派遣することも考えている。
条例改正案は▽県は県立三重を9月30日で廃止▽市は市民病院を設置して移管される県立三重を三重診療所とする―などの内容。
県立三重の利用者が公立おがたに行く場合などに備えた、新病院への足の確保は課題の一つ。市が昨年11月から市内各所で実施した市民懇談会でも要望が出ていた。市は2011年度から実施する市内の公共交通の改善計画を策定中で、計画実施に先行してJR犬飼駅から県立三重を経由して公立おがたを結ぶ路線バスを10月から試験運行することを検討している。
公立おがたの敷地内に建設中の新病棟(2階建て、延べ2542平方メートル)は7月中に完成し、8月から現在の施設を一部改修、9月中旬までに工事が終わる。連続血管撮影装置、高気圧酸素治療器などを新たに導入。竹田市を含めた豊肥医療圏の中核病院としても期待されている。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA