今年に入り、母親らが自分の子どもを虐待して死亡させる事件が大阪など全国で相次いでいる。県内二つの児童相談所によると、県内でも児童虐待の相談件数は増加傾向。母親が子どもに虐待を加えるケースが多いという。県警は昨年、児童虐待で7件を摘発、車内に乳児を置いたまま死亡させる事件も起き、母親を書類送検している。
大分、別府、佐伯市などをエリアとする県中央(大分市)、中津、日田市などを担当する県中津(中津市)の両児童相談所によると、2009年度、児童虐待の相談は546件あり、前年度より24件増加。2000年度以降の10年間で最も多かった。
母親(継母を含む)による虐待は314件を占めた。内訳は、子どもを自宅や車内に放置したり、病気になっても医者にみせない「ネグレクト」が161件で最多、子どもを傷つける「身体的虐待」が91件だった。今年に入ってからも、母親が子どもの体中を傷つけ、児童相談所が強制的に保護するケースもあったという。
「ネグレクト」により乳児を死亡させる事件も起きた。県警によると、昨年6月の昼ごろ、20代の母親が8カ月の男児を車内に置いたままにし、車から約1時間離れた。男児は死亡、蒸し暑い日で熱中症を発症した可能性があるという。県警は、母親を重過失致死容疑で書類送検。母親は、今年1月に禁固1年、執行猶予2年の判決を受けた。
県こども・女性相談支援センターは子育てに悩む母親が多いことから、24時間対応できる電話相談センター「いつでも子育てほっとライン」(TEL097・545・0110)を開設。「孤立せず早めに相談してほしい」と話している。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA