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登山過信は禁物 09年の遭難過去最多

[2010年05月24日 09:59]

 県内で2009年に発生した山岳遭難は38件で、県警が統計を取り始めた1967年以降過去最多となった。今年は17日現在で15件発生しており、昨年同期比約2倍のハイペースで推移。中高年層の遭難が高い割合を占めており、県警地域課は「登山ブームで登山者数が増えたことに加え、山に不慣れな人の登山が増えたからではないか」と分析している。

 同課によると、昨年の遭難者数は49人で過去2番目に多かった。内訳は▽死亡 4人▽行方不明 1人▽重傷 3人▽軽傷 15人▽無事救出 26人。75・5%が50歳以上だった。49人中38人が県外からの登山者で、福岡県在住者が17人で最も多かった。
 遭難の態様別では▽転倒 11件▽道迷い 10件▽滑落 6件▽疲労 4件―など。このうち転倒と疲労はほとんどが50歳以上。同課は「定年退職後の健康づくりで、ウオーキング感覚で登山する中高年が増えている。中高年対策の必要性が統計に表れている」としている。
 今月17日現在の遭難者数は22人で、昨年同期を13人上回るハイペース。遭難者は50~60代が依然として多いが、10~20代も増えているのが特徴。「ファッション感覚で安易に登山する若者が増えている」と同課。
 大分RCC(ロッククライミングクラブ)会長で登山ガイドを務める大分市の広津三郎さん(55)は「登山ツアーに何度か参加して経験を積んだと過信し、山の十分な知識を持たずに登って遭難する中高年が多いようだ。自分の体力と、天候などの山の状況をしっかり見極めて登るべき」と呼び掛ける。
 県山岳遭難捜索救助隊の藤原秀夫隊長(69)は「道迷い、疲労などは防げる事故。十分な事前準備をし、初心者はベテランと登るなどして楽しい山登りにして」と話している。

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