
香々地青少年の家と共同で組み立てた合宿プログラムを体験する、モデル校の香々地中1年生=21日(香々地青少年の家提供)
大分県教委は県内に2カ所ある青少年の家(香々地、九重)で実施している小中学生の集団宿泊活動で、協調性や規範意識など社会性をはぐくむ効果的な合宿プログラムづくりに取り組む。授業で落ち着きがなかったり、不登校の子どもが増えるといった、学校現場が新たに抱える問題に応えるための対策につなげる。本年度は3小学校と1中学校の合宿を対象に、各学校の課題に応じた計画を練り、活動の成果を検証して県内に広める。
本年度は宇佐市の高家、佐田両小、九重町の淮園小、豊後高田市の香々地中をモデル校に指定した。合宿中の活動メニューはこれまで基本的に参加校が決めていたが、固定化したものになりがちだったため、4校では施設職員と学級担任らが共同で学級ごとの課題に応じた実践的な内容にあらためる。
例えば「協調性をはぐくむ」との課題の場合、いかだづくりなどチームワークが必要な活動を盛り込む。合宿の前後には児童生徒と保護者、教師にアンケートを実施し、生活態度で改善した点や効果のあった研修内容を資料化。県内の小中学校に情報提供していく。
香々地中は20日から1年生26人が1泊2日の合宿をした。「中学生になったばかりということもあり『人間関係づくり』をテーマにした。地域の3小学校から上がってきた生徒たちが出身校区の枠を超えてきずなを深め、自分の意見もしっかり伝える貴重な体験になった」(同校)という。
合宿期間はこれまで2泊以内の学校が大半だったが、3泊以上の長期合宿コースも設け、じっくり取り組みたい学校の要望にも応えられるようにする。
管轄する県社会教育総合センターは「社会性向上につながる効果的なノウハウを蓄積し、各学校の合宿に役立ててもらいたい」(研修企画課)としている。
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