
「来たときから帰るときまで、お客さまにずっと笑顔でいてもらいたい」と話す黒木梨紗店長(右)
美容師の接客力を競う全国大会「第2回感動甲子園2010」で、大分市皆春の「トランスモード皆春店」(黒木梨紗店長)が、初出場で1053店の中の準優勝に輝いた。同店は技術の向上だけでなく「おもてなし」に力を入れている。受け付けから見送りまで、きめ細やかで徹底した接客が評価された。
大会は全国3682店の理美容店が加盟する「SPC JAPAN」の主催。美容師がカットやメークの技術を競うのではなく、覆面調査員が店の接客力などを格付けする美容業界版の“ミシュラン”。同店には昨年12月に調査員が客として訪れ、笑顔で接客できているか、説明は分かりやすいかなどをチェック。採点の結果、同店が九州ブロックの代表に選ばれ、書類選考の後、ことし2月の決勝大会へ進んだ。
名古屋市であった大会では大会テーマ「変革」に沿い、黒木店長(29)ら13人のスタッフが経営理念や日常の取り組みについて15分間で発表した。「心配り」を1年間のテーマにし、受け付けから見送りまでを12のステップに分け、「客の要望に共感する」「次回のスタイルを提案する」と、徹底した接客に努めていることを説明した。
同店は2007年にオープン。朝礼ではスタッフ一人一人が「しぐさを見逃さない」「商品の説明をきちんとする」とその日の目標を掲げている。顧客を管理するカルテには頭皮の状態や結婚の予定などをまとめ、スタッフ全員で把握している。
黒木店長は「技術の高さで喜んでもらうのは当たり前。これからも高い目標を掲げ、また来たいと思ってもらえる店にしていきたい」と話している。
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