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「おくど」を集いの場に 日出町の梶原家

[2010年05月22日 10:01]

登録有形文化財に指定されている旧商家「梶原家住宅主屋」で「おくど市」を開く梶原純子さん=日出町豊岡

 日出町で登録有形文化財に指定されている旧商家「梶原家住宅主屋(しゅおく)」で23日、ケーキや和菓子などを対面販売する「おくど市」が開かれる。家主の梶原新三さん(46)、純子さん(44)夫婦が「趣のある空間をたくさんの人に楽しんでもらいたい」と初めて企画。この日は「おくど」(日本家屋の台所)を多くの人が集う場所に変えて、商家のにぎわいを再現する。

 梶原家は江戸時代末期から明治時代にかけて反物の仕入れ・販売をする商家だった。屋号は「亀屋」。2階建ての家屋は1904年に大火で焼失したが3年後に再建し、現在まで残る。2007年に登録有形文化財に指定。09年から梶原さん一家が暮らしている。
 当日は1階部分を開放。現在は通り土間として活用している「おくど」のスペースを活用する。純子さんが知人などを通じて知り合った県内の菓子や花、てんぷらなどの職人9人が出店。直径約85センチのざるにそれぞれの商品を入れて販売する。敷地内の日本庭園で来場者にくつろいでもらい、純子さんも「亀屋スタイル」と題してコーヒーや菓子などを販売する。
 今後も定期的に市を開催する方針。梶原さん夫婦は「イベントを通じて人とのつながりを生むきっかけにしたい」と話した。問い合わせは同家(TEL0977・75・8537)まで。

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