
「意識が変われば家庭は変わる」。啓発用の漫画やピンバッジ、マイバッグなどのグッズ類
県が「男性の育児参加率アップ」に躍起だ。この春までに趣向を凝らしたさまざまな啓発グッズを考案、子育てに積極的でない“パパたち”の背中を押し始めた。男性の家事・育児に関しては、全国最低時間の不名誉記録を持つ大分県。あの手この手の「PR大作戦」で負のレッテルを返上できるか―。
わずか36分。県内男性が子育てなどに向き合う1日の平均時間が全国ワーストであることは、2006年の総務省調査で明らかになった。「どのように改善していくか」。男性の育児参画は現在、子育て満足度日本一を目指す県施策の重要な柱の一つになっている。
昨年度はまず“周辺環境”を整えた。「男から父親へ。あなたの『育児宣言』を応援します。」を「パパの子育て応援キャッチコピー」とし、わが子を肩車する父親の姿を県のシンボルマークに。いずれも全国から寄せられた公募作品の中から選んだ。
続いて、子育て10カ条や相談窓口などを記したポケットサイズの冊子「育男(いくめん)のすゝめ」、シンボルマーク入りのピンバッジ、エコバッグをそれぞれ約6千個(部)作製。
さらに県内の高校教諭の実体験を基に、大分市在住の漫画家平田京子さん作画の男性育児休業漫画「スタンドバイミー パパはここにいる」を4万冊発行。今春、県内のコンビニエンスストア150店舗に並べ、無料配布している。
7月からは父親同士の交流を図る新講座「おおいたパパくらぶ」を展開し、今年から8月を「パパの子育て応援月間」に設定。セミナーなどを通して父親たちに“育児の素晴らしさ”を知ってもらうという。
県こども子育て支援課は「男性の意識が変われば家庭は変わる。それが子育てしやすい環境になり、ひいては少子化対策の一助にもなる」と話している。
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