
児童・生徒に配布したカード
インターネット掲示板での中傷など「ネットいじめ」に対応するため、県教委が昨年5月に開設したメール相談窓口に、約1年間で児童・生徒29人から計97件の相談メールが寄せられた。「ネットに関する悩みを持っている子どもが多いことが分かった」と担当者。家族や学校に直接相談するのはためらいつつも「メールだから悩みを打ち明けた」というケースが目立ち、県教委は「一人で抱え込まないよう、気軽に相談しやすい窓口にしたい」としている。
メール相談は昨年5月1日から専用アドレス(no‐ijime@oita‐ed.jp)で受け付けている。届いたメールは県教委生徒指導推進室の職員が確認し、メールで返信。その後、必要に応じて電話してもらい、より詳しい内容を聞き取ってアドバイスするなどの対応をしている。
今月17日までに相談があった29人は中高生が中心。内容別で最も多かったのは「掲示板をめぐるトラブル」の12人。4人が「掲示板以外でネットいじめ被害に遭った」と訴え、「ネット上に悪口を書き、後悔している」という加害相談も1人。ほかに「出会い系」「架空請求」でのトラブルが各1人、ネット以外のいじめ相談が10人だった。
「相談内容は、中学生より高校生の方が深刻」と担当者。「名指しではないが、友人が見れば自分と分かる表現で掲示板に悪口を書かれた」「何者かが自分に成り済まし、うその情報をメールで流している」といった陰湿、巧妙な手口の被害を訴えた生徒もいた。
相談件数は窓口開設直後の昨年5~7月に集中、8月以降はゼロか1けた台が続いているが、「悩んでいる子は、潜在的にいると思う。相談窓口をもっと浸透させ、一人でも多くの子どもを救いたい」と同室。児童・生徒は携帯電話を使ってネットとかかわることが多く、「ネットは今後、ますます身近になってくる。情報モラル教育を徹底していくことが重要だ」と話している。
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