「農業の本来あるべき姿を考えた時、生産者も消費者も共に喜び、幸せを感じ、笑いながら食卓を囲める。そんな農業を目指すべきだと思う」
農薬、肥料を一切使わずに栽培したブランド米「しあわせ米」を作っている宇佐市木部の農業生産法人「宇佐本百姓」の深見寿孝代表(37)。
30歳で帰郷し、実家が既に取り組んでいた農薬、肥料を使わない栽培を実践。土づくりや草取りなど苦労はあったが、「それ相応の手間と愛情は必要で、やり方が分かれば普通に収穫できる。今の農業は農薬、肥料が前提になっているが、それらを使わずに、生きた健康な土でできた米は本当においしい」と話す。
2006年に同法人を設立し、現在はメンバー7人で約10ヘクタールを栽培。その後、周囲の農家にも輪が広がり、契約した15軒が同じ農法に取り組んでいる。
昨年、商標登録したブランド米は会員制で全国に販売しており、昨年度収穫した90トンは「既に完売状態」。本物の味は消費者から高く評価されている。「地域の再生や地球環境保護を念頭に、生活基盤を確立できることを実証していきたい」と深見さん。
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