
空席が目立つ循環バス=日田警察署前
4月から運行を始めた2台の日田市内循環バス「ひたはしり1号、2号」の乗客数が伸び悩んでいる。1カ月に1374人で、1日平均約46人。日によっては乗客がゼロの便もあり、市は「PR不足で空席が目立つ。便数が多く便利なので、多くの市民が利用してほしい」と呼び掛けている。
「ひたはしり1号、2号」は25人乗りの小型低床バス。生活の足を持たない高齢者の利便性向上などを目的に導入した。購入費は約3400万円。事業主体は市で、日田バスが運行する。
路線は日田バスセンターを発着し、市内中心部を8の字形に走る。2台が上りと下りの2コースを運行。停留所は田島町、城内団地の市役所周辺や、玉川、中ノ島町など。便数は上り、下りともに1時間につき1便。運賃は初乗り140円で上限200円に設定した。
運行する「日田バス」のまとめでは、1日の乗客数は最多が77人、最少が30人。時間帯別では、9時と10時の便が1カ月で100人を超えた。利用者は病院や買い物に行く高齢者が大半という。
一方で、乗客ゼロの便が1日平均で約3便あった。市によると、玉川町方面を通るコースは乗客が少ないという。ある運転手は「乗客がいない停留所がはっきりしている。コースを見直すべき」と話す。通院でよく利用する市内の女性(71)は「便数が多くて非常に助かるが、バスを知らない人が多く、まだ乗客が少ない」という。
本年度は実証実験期間で、来年度から本格運行になる。市地域振興課は「現在の乗客数では厳しい。周知に力を入れ、本格運行につなげたい」と話している。
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