
地元の農家と協力して宿泊客に秋の新米を届ける「ゆふいん盆地米プロジェクト」。今年は農家100戸の協力を目指している
由布市湯布院町の由布院盆地の新米を宿泊客にプレゼントする「ゆふいん盆地米プロジェクト」が今年も始まる。農家を支援して田園風景を守ろうと昨年からスタート。今年は地元農家でつくる「ゆふいん水田営農サポート研究会」(姫野康二会長)の協力で、昨年の参加農家(10戸)を上回る約100戸の参加を目指しており、関係者は「観光と農業の交流を深めていきたい」と相乗効果を期待している。
プロジェクトは、同町の魅力である田園風景の景観保護と米生産農家の所得向上を目的に由布院温泉観光協会と同旅館組合が企画。今年は町内の旅館40軒で、6、7月の宿泊客(個人の予約で1部屋2人以上利用の希望者)に、盆地で今秋収穫する新米1キロを特製の箱に入れて贈る。
昨年は農協や一般業者より3、4割高い1万円(30キロ)で購入していたが、今年は1万円相当の食事券や宿泊券と交換する。実際に農家の人が旅館を訪れ、米や野菜などがどのように調理されているか知ってもらうことで、相互交流のきっかけにするという。
プロジェクト実行委員会の太田慎太郎委員長は「観光関係者ものどかな田園風景の恩恵を受けている。人と人とのつながりから生まれる湯布院の良さを全国に発信していきたい」。姫野会長は「自分たちの農作物に注目が集まれば、農家もさらにいいものが作れる。このような企画は長く続けていくことが大事。賛同する農家が増えるよう協力していきたい」と話した。
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