大分銀行は12日、2010年3月期決算を発表した。低金利による貸出金利息の減少などで減収となったが、不良債権処理額が大きく減少したことなどから大幅な増益となり、2年ぶりに黒字を回復した。
単体の業績は、一般企業の売上高に当たる経常収益で貸出金利息や有価証券の利息収入が計31億円減少。一方、取引先の経営改善に向けた支援を強化したことなどから、一般貸倒引当金繰入額と不良債権処理額が計295億円減少した。
自己資本比率は、09年9月に公募増資と劣後ローンを実施し、10%台に上昇。新中期経営計画(08年4月~11年3月)の数値目標は、収益性や効率性、安全性を示す5項目のすべてで達成した。
11年3月期は経常収益484億円、経常利益62億円、純利益36億円の減収減益を見込む。姫野昌治頭取は「地場企業の資金需要はまだ弱く、有価証券の運用も厳しい環境が続く。まず中小企業への貸し出しをしっかりと行い、地域密着型金融を進めたい」と話した。
役員人事は、渡部智弘与信管理部長(53)が取締役に、後藤富一郎営業企画部長(55)が監査役にそれぞれ新任。日野真俊常勤監査役(59)が退任する予定。6月25日の定時株主総会で決定する。
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