
フォレストホールディングスのグループに入るうすき製薬の工場(右)と出荷センター=臼杵市市浜
医薬品卸のアステム(大分市)を子会社とする純粋持ち株会社、フォレストホールディングス(大分市、吉村恭彰社長)と、一般用医薬品製造のうすき製薬(臼杵市、後藤国利社長)は28日、同ホールディングスがうすき製薬を子会社化することで、基本合意に達したと発表した。
うすき製薬は後藤社長に後継者がいないことから、「後藤散」のブランドを守り、将来の業容拡大を図ることを目的に、今年に入って同ホールディングスに事業承継を打診した。同ホールディングス傘下の一般用医薬品卸売りのリードヘルスケアは、うすき製薬の最大の販売先となっていた。
子会社化は同ホールディングスが今後、うすき製薬の発行済み株式の70%を取得して実現。時期や方法について協議を進めており、今夏ごろまでには手続きを済ませる方針。うすき製薬の社員25人のうち、シイタケ・カボスの加工品部門以外の社員はすべて引き継ぐ。
後藤社長の長男・玄利氏は、自ら立ち上げた健康食品などをインターネットで通信販売するケンコーコム(東京都)の社長に専念する。
卸中心の同ホールディングスに製薬会社が入るのは初めて。吉村社長は「伝統ある会社だけに受ける以上は先方の意向に沿うよう努力し、さらに発展させていく。新製品についても考えたい」と話した。
<ポイント>
フォレストホールディングス
アステムを核に、医療・健康関連のグループ7社の経営を統括する純粋持ち株会社。2008年に設立。09年3月期の売上高(連結)は3888億7300万円。
うすき製薬
痛み止めや風邪薬の「後藤散」ブランドで知られる県内唯一の製薬会社。1920年に創業。09年6月期の売上高は2億8200万円。
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