
28日のオープンに向けて、準備が着々と進んでいる「二の丸館」
日出町が、町内の暘谷城跡で建設を進める観光交流拠点施設「二の丸館」がほぼ完成した。観光客を集め、城跡周辺の散策拠点としても期待されており、28日のオープンに向けて内装やテナントの整備が急ピッチで進んでいる。
城跡周辺は江戸時代に城下町として栄え、当時の面影を多く残す。その風情を観光資源として活用するため、町は2006年から5カ年計画で、国の町づくり交付金を活用した暘谷城跡周辺整備事業(総事業費約6億円)をスタート。これまで歩道に灯籠(とうろう)を建て、電柱の地中化工事など終えた。
二の丸館も整備事業の一環で、暘谷城・二の丸があった場所に建設した。かつて見張り台として使い、町教委が解体・保存していた「裏門櫓(やぐら)」を復元。周囲の石垣は、山から掘り出した自然石をそのまま積み重ねる「野面積(のづらづみ)」と呼ばれる当時の技法で造った。
施設内に町観光案内所を移設。特産品を販売するほか、休憩や多目的スペース、喫茶店を設ける。レンタサイクルも貸し出す。
今年は5カ年計画の最終年に当たり、古い町並みを活用した集客に力を入れている。工藤義見町長は「歴史と文化の町として栄えた町並みの再現を心掛けた。来場者には歴史的風情を感じてもらい、町の魅力をあらためて発見してほしい」と話している。
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