
設立総会に参加した朴木、詰両地区の住民ら
由布川峡谷への観光客誘致や地域振興を進めようと、由布市挾間町で住民が主体となった「由布川渓谷観光協会」(田辺藤典会長、116人)を設立した。町内で唯一の観光協会で、今後は周辺の環境整備などを行いながら、地域ブランドの農産物販売など始める。田辺会長は「小さいころから慣れ親しんだ自然の素晴らしさを多くの人に伝え、地域に活気を生みたい」と意気込んでいる。
町内朴木(ほおのき)地区の朴木小学校体育館であった設立総会には朴木と詰(つめ)両地区住民や県、市関係者ら約80人が出席した。田辺会長が「豊かな自然を生かした地域づくりに取り組みたい」とあいさつ。来賓の首藤奉文市長らが祝辞を述べた。
これまで周辺整備や猿渡降り口の公園管理は、地元住民有志でつくる「由布川渓谷開発促進協議会」が行っていたが、高齢化などで活動できる人が少なくなっていた。
情報発信をしながら地域振興に力を入れようと昨年6月に観光協会の設立に向けた準備会を設置。年間を通して活動できるように予算を組むなどした新組織を立ち上げた。旅館や商店の事業主からなる観光協会が多い中、住民中心に構成。事務局は町内下市の食工房「由布の里」が兼ねる。
旧挾間町は合併前に町観光協会があったが、活動実績がなかったため自然消滅した形になっており、同観光協会が町内唯一。事務局の平野直人さんは「今後は、別府市側で共同管理をしてきた椿地区とも一緒になって地域を盛り上げていきたい」と話した。
<ポイント>由布川峡谷
総延長約12キロ。高さ60メートル級のがけが切り立ち、岩肌から流れ落ちる40以上の滝があることから「東洋のチロル」と称されている。由布、別府両市にまたがり、毎年7月に「峡谷まつり」が開かれている。
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