
のぼり旗や手作りの胸当てを用意した「杵築城火縄砲術隊」
火縄銃の保存活動をしている大分市の豊後大友宗麟鉄砲隊(大倉正憲隊長)が、5月に杵築市である第23回きつきお城まつりで、杵築藩に伝承されていた砲術を披露する。昨年から杵築藩の火縄銃の砲術継承などにも取り組んでおり、この日ばかりは杵築藩の鉄砲隊に“変身”。「地元の歴史に目を向けるきっかけになれば」と張り切っている。
杵築市には杵築城ときつき城下町資料館に計8丁の火縄銃が現存している。大友宗麟鉄砲隊は「地域は違うが同じ火縄銃の保存と砲術を継承しよう」と、昨年末に同じメンバーで「杵築城火縄砲術隊」を結成した。城に残る史料を参考に砲術の流派を特定。隊の名前を掲げたのぼり旗や江戸時代の鉄砲隊を想定した手作りの胸当てなどを用意する力の入れようだ。
祭りでは隊員と地元有志計8人が演武。火縄銃の修復や使用には所有者の許可などが必要なため、当日は隊員が所有する火縄銃を使用。隊員の佐久間重明さん(45)=牧上町=は「現存する火縄銃は実際に演武にも使用できる貴重な文化財」とし、隊で修復作業を進めるという。
大友宗麟鉄砲隊は火縄銃に魅せられた自営業や会社員らで組織。2006年から県内のイベントや祭りで演武を披露している。「火縄銃や砲術は地域の歴史的財産。まずはその土地に現存する火縄銃や砲術のことを知ってもらい、地元住民に伝承してほしい」と大倉隊長。
演武は4日午前10時、同11時半、午後1時の計3回実施する。
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