大分のニュース

【日出新聞】 伝統の味守り50年

[2010年04月21日 10:20]

「地域の活力を担っていくという責任感を胸に、包丁を握っています」

「幸喜屋(こうきや)」すし部代表・河野智幸さん

 「城下かれいは町の代名詞。郷土料理は当地で食べるからこそ、鮮度が味を一層引き立てる。伝統を守り続け、地域の活力を担っていくという責任感を胸に、包丁を握っています」
 店の自慢はミカン科のダイダイを漬け込んだ刺し身用の酢じょうゆ。創業以来50年間、だしを継ぎ足しながら受け継いできた。「寝かせることでコクとまろやかさが出る。脂の乗った今が旬のカレイによく合うんです」と自信をのぞかせる。
 大神漁港で水揚げされた魚を競り落とす日出鮮魚仲買人組合長も務める。マコガレイはこの時季、1キロ当たり1万円前後の値が付くという。15年ほど前に比べて値段は約2倍になった。「名前が売れた上に、あまり取れなくなったためだが、漁師も高い値が付くとあって、網に入れば喜んで市場に出してくれる。そんな漁師のためにも、(競り値が)高くても競り落としたい。それが町の活性化にもなりますから」と笑顔。

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