
「祭りにみこしがあるとにぎやかになりますよ」と古山嶐さん
大分市佐賀関の古山嶐さん(76)=自営業=は、地元古宮地区で使わなくなった子どもみこし1基を貸し出すことにした。「祭りにみこしがあるとにぎやかになる。子どもたちの思い出づくりに役立ててもらいたい」と話している。
1985年、「祭りを通して古宮を好きになってもらいたい」と古山さんら当時の地区役員が中心になり、夏休みに神社の周辺で祭りを始めた。みこしは地元の人の手作りで高さ約90センチ、幅約80センチ。子どもたちの笑顔を楽しみに幸慶次郎さん(65)が本体を、太田一己さん(79)が屋根を作った。
毎年小学5、6年生が子どもみこしを担ぎ、保護者や地域の人たちは綱引きやバザーで祭りを盛り上げていた。しかし、少子化でみこしの担ぎ手がいなくなり、8年間続いた祭りは中止することになった。
役目を失ったみこしは地区住民が保管していたが、舞踊をしている古山さんの妻三代子さん(72)がみこしを舞台演出で使おうと色を塗り直し、鈴の飾りを付けて華やかにリメーク。屋根に付いていた鳳凰(ほうおう)は取れたため、金色に塗ったソフトボールを載せている。
現在、みこしは古山さんが営む自動車整備工場の事務所に置いている。「みこしを見ると、祭りのにぎわいを思い出す」と古山さん。要請があれば市内外どこでも貸し出す。
問い合わせは「こやま整備」(TEL097・575・1212)まで。
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