県教委が2009年度、県内の小中高校生を対象に実施した「体力・運動能力調査」で、50メートル走や立ち幅跳びなど大半の調査項目で、男女や年齢を問わず全国平均を下回る結果が出た。現行の調査が始まった1999年度以降、“大分っ子”の体力は低い状況が続いているものの、「これまでで最も高い水準」(担当者)という。向上の兆しも見える中、県教委は体力アップに向けた取り組みをさらに進める考えだ。
調査は09年5~9月、県内すべての公立小学校318校と、中学67校、高校25校で実施。▽握力▽上体起こし▽長座体前屈▽反復横跳び▽20メートルシャトルランまたは持久走▽50メートル走▽立ち幅跳び▽ボール投げ―の8種目で、男女別に6~17歳の年齢ごとに結果をまとめた。
立ち幅跳びでは、男子17歳以外は、男女とも全年齢で全国平均を下回った。50メートル走は女子の全年齢で下回り、男子も10歳と15~17歳のほかはすべて下回った。
反復横跳びは男子15、17歳、女子17歳を除き、いずれも下回る結果が出た。全国平均を大きく上回ったのは、女子7歳のボール投げだけだった。
ただ、全国平均と同等以上の項目の割合は08年度に続き31・8%で、05年度の18・2%に比べて13・6ポイント向上している。
体力低下の原因には、子どもの屋外での遊びの減少や、生活習慣の乱れなどが指摘されている。県教委は昨年4月から、小学校6校をモデル校に指定して体育専門教員を配置、授業を充実させる体力向上支援事業をスタート。「早寝、早起き、朝ご飯」の習慣づくりも含め、家庭や地域と連携した「チャレンジ体力パワーアップ事業」なども展開している。
県教委体育保健課は「小学校を中心に取り組みが実を結びつつある。教師が子どもの体力の状況を的確に把握して各校で生かすとともに、家庭と連携し正しい生活習慣を身に付けてもらうことが重要だ」と話している。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
![]()