参院選(7月に予定)まで3カ月。大分選挙区は民主党現職の足立信也氏(52)に、自民党新人の小田原潔氏(45)、共産党新人の山下魁氏(33)、諸派新人の永岡悦子氏(58)の3人が挑む構図になっている。昨年の衆院選による政権交代後初めての国政選挙。各陣営は混迷を深める中央政界の「風向き」も気にしながら活動のピッチを上げている。民主党は社民党、自民党は公明党との協力ができるかも焦点になる。
地元活動限られ陣営に危機感も
厚生労働政務官の足立氏は、民主党組織と旧市町村単位で設ける方針の個人後援会、連合大分が主軸になる。政府での実績がアピールできる半面、通常国会会期中は地元活動が週末に限られ、「十分に浸透していない地域もある」(県連幹部)と周囲は危機感を募らせている。
鳩山内閣は政権浮揚の道筋が見えない状況。小嶋秀行県連幹事長は「選挙にどう影響するか分からない。批判に対しても逃げることなく(党の考えを)説明して理解を求めていく」と攻めの姿勢を強調する。
つかみきれない支持団体の動向
小田原氏は元外資系証券会社の社員で、自民党県連の公募で選出された。本人は東京育ちで県内の地縁、血縁はほとんどないため、平日の朝や土日に各地で街頭演説を重ねて、懸命に知名度アップを図っている。
大敗した衆院選からの巻き返しを懸けた戦いだが、与党時代の支えだった業界団体や支持団体の動向は不安要素。阿部英仁県連幹事長は「これまで通り働き掛けていけば野党への推薦はできない団体でも会員レベルでは応援してくれるはず」と期待するが、手応えはつかみきれていない。
批判票を狙うが埋没する懸念も
党県委員の山下氏は各地でミニ集会を開催しており、18日に大分市、24日に別府、日田両市で参院議員を招いた演説会を開く予定。民主党を中心に各党の批判票を取り込む狙いだが、新党の動きが注目される中で埋没する懸念も。
林田澄孝党県委員長は「新党ブームは長続きしない。党と政策への理解を深められれば支持は得られる」とする。
懸命に党政策や本人をアピール
永岡氏は政治団体の幸福実現党が擁立。街頭演説やミニ集会を通して懸命に党の政策と本人をアピールしている。
<ポイント> 参院選の投票日 通常国会の会期末は6月16日。選挙は公職選挙法の規定で閉会日から24日以降、30日以内に実施しなければならず、現時点では「6月24日告示・7月11日投票」が有力。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
![]()