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廃校の下竹田小跡地 芸文短大“分校”に

[2010年04月09日 10:19]

写真は開所式でテープカットする中山欽吾学長(左から2人目)や首藤勝次市長(同3人目)ら=8日午前、竹田市直入町

 児童数の減少で3年前に廃校となった竹田市直入町の下竹田小学校が県立芸術文化短期大学「竹田キャンパス」として活用されることになった。8日に開所式があり、集まった地域住民ら約200人は「地域活性化の拠点に」と期待を膨らませた。

 地元の女性コーラスグループが「ふるさと」や「荒城の月」などを歌った後、テープカット。もちまきをして開所を祝った。首藤勝次市長が「地域に新たな活力が生み出されると確信している」、中山欽吾学長が「素晴らしい環境を提供してもらった。創作活動の拠点、地域との交流の場としていろんなアイデアを練り、実行していきたい」と式辞を述べた。
 同キャンパスは市北東部の中山間地に位置し、敷地面積は1万1千平方メートル。鉄筋コンクリート2階建て(延べ2250平方メートル)の校舎と体育館(約630平方メートル)がある。
 小学校が廃校となった後、市は市営住宅の整備を計画したが、昨年9月、学生ら約60人による「アートキャンプ」が同所で開かれたことが転機となった。「年間を通じて活用したい」と考えた短大と「今後も若者が集う教育の場に」と願った市の思惑が合致。無償で貸し付けることになった。
 キャンパスでは、染色や陶芸、絵画など学生たちの創作の場として活用されるほか、集中講座、ゼミ研修、サークルの合宿など幅広い目的で使われる計画。地元住民らを対象とした公開講座や演奏会、作品の展示会、キャンパスを中心とした“芸術村構想”も描いている。非常勤講師の前田亮二さん(35)が住み込む。
 下竹田小の卒業生で跡地利用検討委員会長を務めた佐藤正さん(60)は「こんなにうれしいことはない。地域に元気が戻る」と喜んでいた。

 

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