
完成した自転車レーンの利用方法を指導=8日午前、大分市千代町
大分市中心市街地の市道に、車道の路肩部分をカラー舗装した「自転車レーン」が完成。8日朝、大分市職員と大分中央署員が通勤・通学者にレーンの利用方法を指導した。車道内に自転車レーンが設けられたのは県内初。歩行者との接触事故を防ぐ、自転車通行環境の新たなモデルとして期待されている。
自転車レーンが設置されたのは、市道都町東春日線の春日神社(勢家町)から検察庁前交差点(千代町)までの900メートル。車道(片側1車線)を従来の幅11メートルから6・5メートルとし、両方の路肩部分(幅2メートル)を青色に舗装した。
道路交通法では、自転車は原則として車道の左側を通行しなければならないが、自転車専用レーンのある道路は全国的にも限られている。同所では市道脇の歩道(幅4・5メートル)を走る自転車が多かった。
この日は、市都市交通対策課職員4人と署員3人が歩道に立ち、自転車の利用者に「歩道ではなくレーンを利用するように」と指導した。自転車で通勤していた40代の会社員女性は「この辺りは歩道を歩く高校生らが多く、ぶつかりそうになるので良かった」。
自転車レーンのスタート(3月31日)を知らせる看板もあるが目立たず、「いつできたか知らなかった」と話す市民も多かった。内田寿・市都市交通対策課長は「市報や街頭啓発活動でレーンの周知に努めたい」と話した。
一帯は2008年1月に、国土交通省と警察庁が全国98カ所で指定した「自転車通行環境に関するモデル地区」。周辺には、大分東明高校や官公庁などがあり、通勤・通学者が多い。
市が同年に実施した自転車利用者へのアンケートでは、37%の市民が「車や歩行者と接触しそうになり危険を感じた」と答えた。県は09年2月、国道197号と県道大分港線に自転車走行レーンを設置する社会実験をしている。
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