
起重機船から、大きさの異なる3種類の魚礁ブロックを次々に投入
昨年度の第6回県ビジネスプラングランプリで優秀賞を受賞した宇佐市宮熊のコンクリート2次製品製造・販売の三州コンクリート工業(後藤譲社長)が3月30日、同賞の賞金(400万円)を使って製造した魚礁ブロック「たいたい」を豊前海に試験設置した。
「たいたい」は多孔質のコンクリート製ブロックに自然石を埋め込んで中央に海水の流れを穏やかにするパイプを挟み、コンクリート内部に海水浄化を促す竹炭や魚が好む酸化鉄を混入している。
同社が2002年から開発し、05年に特許を取得。04年から豊後高田市香々地漁港沖に3基を設置して試験したところ、ヘドロの除去や水質浄化のほか、メバルなどの魚の生息と、微生物の付着も確認されたという。
今回は前回の試験からステップアップし、大きさの異なる3種類16基を設置。間隔や魚礁の組み合わせといった流体力学の調査をはじめ、ヘドロの堆積(たいせき)、水質、魚や海藻などの定着状況を調べる。
設置されたのは宇佐市布津部沖1・6キロ地点(満潮時の深さ8・3メートル)。同日は起重機(クレーン)船から、幅2メートル、高さ1~2メートルの魚礁を次々に投入した。
後藤和憲専務は「魚のすめる漁場を研究・開発し、きれいな海と潤いのある漁業を復活させたい」と話していた。
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