
アスファルト工法について発表、最優秀賞を受賞した酒見洋平さん=竹田市の県竹田ダム建設事務所
県竹田ダム建設事務所の酒見洋平さん(32)が本年度の「ダム技術研究発表会全国大会」で、稲葉ダム(竹田市)の建設で採用した特殊なアスファルト工法について発表し、最優秀賞に選ばれた。同事務所の職員が最優秀賞を受けたのは4年連続。
発表会は財団法人ダム技術センター(東京都)の主催。都内で開かれた全国大会には、論文審査を経た7人が出場した。
稲葉ダム建設地は、阿蘇火砕流が積み重なり、透水性が高い地層や軟弱な地盤が入り組んでいる。酒見さんは貯水池工事で底面の一部で取り組んだ、地盤からの漏水を防ぐための「遮水対策」について説明。基礎地盤が軟質で変形する可能性があるため、特殊なアスファルトを張ることで対応した施工上の工夫や改善方法などを発表した。
「発表した内容が認められうれしい。稲葉ダムは関係者が知恵を出し合い、技術を駆使して全国的に注目されている。そんな仕事に携わることができ、幸せだと思う」と酒見さん。
同事務所からは、▽2006年度 山村哲司さん(29)=現大分駅周辺総合整備事務所▽07年度 長谷川浩司さん(29)=現臼杵土木事務所▽08年度 野上圭一さん(31)=現佐伯土木事務所―が出場。それぞれ稲葉ダム建設に関するテーマを発表し、最優秀賞を受賞している。中矢武弘所長は「環境面や費用面、安全性など時代に応じた建設技術の習得を目指し、県民生活の向上に寄与していきたい」と話している。
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