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三和酒類がブドウ生産 ワイン醸造用に

[2010年03月31日 10:25]

進出協定の締結後、ワインを手にする和田久継三和種類社長(左から2人目)、広瀬勝貞知事(中央)、是永修治宇佐市長(右から2人目)

 三和酒類(宇佐市、和田久継社長)は30日、同市安心院町の耕作放棄地4ヘクタールに農園を整え、ワイン醸造用のブドウ生産に取り組むことを表明した。同社ワイナリー「安心院葡萄(ぶどう)酒工房」が造るワイン原料の新品種などを栽培する。グリーンツーリズムが盛んな同町で農業体験受け入れにも力を入れ、観光浮揚にもつなげたい考え。県庁で進出協定の締結式があり、広瀬勝貞知事らの立ち会いで、和田社長、是永修治宇佐市長が協定書に調印した。

 同社の農業参入は初めて。ほぼ全額出資の農業生産法人を設立済み。県農業農村振興公社を通じ、ワイナリー近くのブドウ荒廃園などの土地を購入する。総事業費は約1億円。生産者の高齢化などで一度は廃れた農地を、同社の製造技術による付加価値とブランド力で再生できると判断した。
 同公社が土地を造成後、2011年3月にブドウ生産を開始。新品種「ナイヤガラ」や「シャルドネ」など地元農家と契約量が少ないブドウを含む、計8品種を栽培する。14年にはワインを初出荷する見通し。
 生産体制が軌道に乗る10年後には4ヘクタールでブドウ50トン、ワイン5万本(720ミリリットル換算)を生産する計画。売上高は約1億円アップを見込む。将来はワインの商品数を増やし、新ブランドの創設も検討する。
 収穫などの農業体験受け入れにも力を入れ、ワイナリーを中心としたにぎわいづくりを目指す。和田社長は「土地は南向きで日当たりがよく、景観も素晴らしいものになる。ブドウ園に囲まれたワイナリーとして地域振興に貢献したい」と話した。

<ポイント>
三和酒類
 安心院産ブドウを使ったワイン年間売上高は1億3千万円。同社は県農協と契約して地元農家が生産したブドウを年間約140トン使い、12万5千本(720ミリリットル換算)を生産している。

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