省エネ家電の購入促進策として登場した「エコポイント」制度。ポイントと商品を交換する申請(個人)の受け付けがスタートして8カ月余りが過ぎた。全国で交換した商品は、商品券・プリペイドカードが全件数の約92%を占めており、県内でも商品券が好評。「不況だが制度のおかげで売り上げが伸びている」と喜ぶ家電量販店がある一方で、「商品券の発行が増えても、小規模商店はあまり恩恵を受けていない」という指摘もある。
大分市のベスト電器高城店には、同社の商品券との交換を希望する客が休日に殺到している。同店によると、1カ月当たりの交換件数は平均約800件で、休日には1枚千円の商品券を千枚発行することもあるという。首藤誠店長は「商品を買った客がポイントを商品券に換え、再び店で商品を購入してくれている。売り上げは、前年度を上回っている」と表情は明るい。
津久見商業協同組合でも、組合加盟店などで使える商品券との交換が津久見市民の人気を集めている。これまで760件・約940万円分の申請があった。担当者は「予想の約2倍」と反響に驚いており、「買い物に幅広く使えて便利なことが人気の背景」と分析。
ただ、同市では以前から、商品券の使用がスーパーなど大型店に偏る傾向があるとして、「個人商店への恩恵はあまり期待できない」と話す組合関係者もいる。
交換商品では、“味覚”の注目度も高い。大分一村一品株式会社(大分市)には、2月末までの5カ月間に421件・約330万円分の交換申請があった。人気が高いのは(1)国東半島の「活(い)き車えび」(2)臼杵市産「ふぐちりセット」(3)竹田市産「乾シイタケ」。同社は「中元や歳暮の時期と同じくらいの注文が毎月ある」とにっこり。
<ポイント>
エコポイント制度
地球温暖化対策と経済活性化、地上デジタル放送対応テレビの普及が目的。省エネ性能が高いエアコン、冷蔵庫、地デジ対応テレビの購入者に、出力や容量などに応じてポイントが付与される。ポイントの登録、商品との交換は「エコポイント事務局」に申請する。インターネットで申請することもできるが、領収書などは郵送しなければならない。大分県のエコポイント発行件数は8万1211件(2月末現在)
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