大分農業文化公園(杵築市山香町、宇佐市安心院町)の本年度入園者数が30万人を突破した。開園初年の2001年度には及ばないものの、過去2番目の記録。広報やイベントを充実させたことや、景気悪化で休日を近場で過ごしたい家族連れの需要を拾い上げたことを要因に挙げている。
県によると、本年度(3月14日現在)は30万308人が来園した。大型連休があった行楽シーズンの5、9月の伸びが顕著だった。5月は前年同期比1・5倍の6万人、9月は同2倍の4万3千人が訪れた。土産品やレストランなどの売上高も8700万円で、前年度を850万円上回った。
同公園は本年度、学校や企業に農業収穫体験などの呼び掛けを強化。イベントはヒガンバナなど30万本の花で彩る「花と実りの秋(しゅう)穫祭」などを開いた。広い公園を巡る際に親子が一緒に乗れるペアバイクも20台増やし、好評だった。
入園者は初年度に45万7千人に達したが、04年度は17万人にまで落ち込んだ。入園料を無料にした05年1月以降は徐々に増えている。
県農地農振室は「広報などを充実させた効果が出た。小さい子ども連れの利用も多く、不況で“安・近・短”の傾向が強まっている」と分析。今後について「農業への関心が高まっており、関連事業を増やして集客につなげたい」と話した。
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