
歴史や思い出をスライドで振り返る在校生=21日
日田市柚木小
本年度で閉校する日田市前津江町の柚木小学校(蒲池幸重校長、3人)で21日、閉校式があった。思い出深い学びやに大勢が集い、130年の歴史に区切りを付けた。
地域住民や歴代教職員、卒業生、統合先の福岡県うきは市の関係者ら約100人が出席。佐藤陽一市長や蒲池校長、和合信義閉校式実行委員長が「学校と地域の結び付きが強く、しっかりはぐくんでもらった」「今後はコミュニティーの核に」などとあいさつ。在校生3人が思い出をスライドで振り返り「学んだことを誇りにします。さようなら柚木小」と声をそろえた。全員で「蛍の光」を斉唱。母校に別れを告げた。卒業生の福岡県吉井町の津江美代子さん(80)は「校舎横の大杉は変わらない。懐かしいことばかりです」。会社員渋田博範さん(19)は「とても寂しい。10年後のタイムカプセル開封を楽しみにしたい」と話した。
同校は1879(明治12)年に開校。生徒数は1914(大正3)年の70人をピークに減少。旧村時代の95年には閉校危機で村長が孫を他校区から入学させたエピソードも。卒業生は587人。6年生2人が卒業し、新2年生1人は4月から、6キロ離れたうきは市の姫治小学校に通う。
佐伯市灘小・幼稚園
今月末閉校する佐伯市の灘小学校(11人)と灘幼稚園(4人)で21日、閉校記念式典が開かれた。閉校を惜しむ多くの住民が集まった。
同校は1893(明治26)年に設立された佐伯小学校の分校が前身。1953年に正式に小学校が発足。その後、幼稚園が設置された。これまでに698人が巣立った。
閉校は少子化による児童数の減少が要因。上堅田小学校、上堅田幼稚園にそれぞれ統合される。
式典で宮明邦夫市教育委員長が「なくなることはつらく寂しいが、よりよい学習環境を整えようと、統合を英断された地域の方々に感謝したい」と式辞。西嶋泰義市長が「統合後も同校の歴史と伝統は子どもたちによって受け継がれていくことだろう」とあいさつした。
黒枝徳幸校長・園長が「自分自身に自信を持ち、灘で学んだことを発揮して頑張ってほしい」と子どもたちに呼び掛けた。
校章と校歌を記した記念碑も除幕。園児や児童はダンスや寸劇を披露し、地域住民も歌を歌うなどし、母校に別れを告げた。
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