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魅力アップへ 県産材の着色実験に挑戦

[2010年03月21日 07:38]

塗料の種類や回数での違いを一目で分かるようにサンプルを作製

 県産スギ、ヒノキの消費拡大を目指し、県内の建築関係業者でつくる「豊の森と住まいを結ぶネットワーク」(井堀仁智代表、6人=事務局・中津市)が、木材の着色実験研究に取り組んでいる。
 建物建築に自然材を使用する場合、自然感やぬくもりといった良さがある半面、木目や材色など一本一本に違いがあるため、統一感が失われやすいのが弱点だった。そのため、建築前に消費者が抱いていたイメージと、実際に完成した建物の色合いとの間にギャップが生まれることが少なくないという。使用がためらわれることが結果として、自然材の需要を狭める原因の一つとなっていた。
 研究は木材の良さを損なわず、弱点となっているムラを抑えるために、現場工事段階で可能な着色方法や塗装技術を開発するのが目的。スギ、ヒノキの材種の違いに始まり、木目や素地の調整方法、使用する塗料とその回数などによって、どういった違いが生まれるかをツリー状に細分化してサンプルを作る。国土交通省の補助、県産業科学技術センター日田産業工芸試験所の指導を受けて進められており、関係者によると、全国的にも初めての試みという。
 井堀代表(同市三光)は「今の消費者にとって色のコーディネートは重要な問題。そのニーズに応えることができれば、木材への需要も高まる。また、需要増によって保護が難しくなっている山林に還元できるようになれば」と話した。

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