
「湯けむり地蔵めぐり」をPRするプロジェクトリーダーの林昌治さん
別府市の中心市街地で、地蔵を訪ね歩く路地裏散策ラリー「湯けむり地蔵めぐり」が始まる。温泉の前や道端など、市内には地蔵が多く祭られている。観光客に人情味あふれる地蔵探しを楽しんでもらうとともに、地域文化の再発見や伝承につなげよう―と地元商店街や自治会が企画した。スタートの28日は午後1時から、地元ガイドが案内する。参加は無料。
地蔵めぐりは、海門寺温泉のリニューアルを機に建立した「湯かけ地蔵」から出発。周辺に散らばる地蔵(計12カ所)を探す約1時間のコース。商店街の指定店舗で地蔵の位置や付近の飲食店、商店などが分かる専用マップがもらえる。
各所に3択クイズがあり、すべてに答えて商店街の指定店舗(引換所)に持ち込むと、オリジナルはがきなどの記念品がもらえる。好きな時に楽しむことができるが、月に1回程度、ガイドと巡るイベントも実施する予定。
別府駅前通商店街振興組合(林道弘理事長)と海門寺通り商店街(安部一郎会長)、北浜2丁目自治会(佐藤勝利会長)は1年半前に、「中心街地蔵尊巡りプロジェクト実行委員会」を設立。地蔵の場所や由来などを調べてきた。
プロジェクトリーダーの林昌治さん(42)によると、別府の地蔵には(1)湯治の願掛け(2)瓜生島伝説などの天変地異を鎮めるもの(3)遊女にまつわるもの―がある。民家の中にある地蔵、悲劇の伝説を持つ地蔵など、さまざまな発見があったという。
「地元のお年寄りたちに話を聞いていくと、地蔵一体一体に興味深い物語があった。鉄輪や明礬など、市内にはほかにも地蔵が多い地域がある。いずれは別府八湯で連携したイベントにできれば」と林さん。
問い合わせは別府駅前通商店街振興組合(TEL0977・26・0075)へ。
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