県の「第1回地震減災に関する県民意識調査」の結果が18日まとまった。30年以内の発生が予想されている東南海・南海地震には8割が関心を持っているが、家具の固定や古い住宅の耐震診断は6割以上が未実施。「意識は高いが行動につながってない」という実態が浮き彫りになった。
調査は昨年12月~今年1月に実施。県民5千人のうち3120人(62・4%)が回答した。
東南海・南海地震は、県内に大きな被害をもたらすと想定されており、身近な不安として県民の関心は高い。「別府―万年山断層帯」を震源とする直下型地震に対しても73・8%が関心を持っていた。
ところが、自宅の防災対策は進んでいない。家具を固定しているのは35%で、耐震診断(1981年5月以前の住宅が対象で、回答者のうち1244人が該当)は67・2%が「受けていない・受ける予定がない」と回答。理由は、家具の固定が「手間がかかり面倒(46%)」「すぐに発生しないと思う(34・1%)」など。耐震診断は「費用が掛かる(48・2%)」が高い割合を占めた。
また、84・6%が自治会(町内会)に加入していたが、自主防災組織の加入者は20・6%と低かった。
県は結果をホームページで公表する。
家具固定呼び掛け
大地震では転倒した家具の下敷きになるケースがあり、県などは家具の固定を呼び掛けている。
L字固定金具は1個300円程度。しかし大分市内の量販店によると「家具や壁にネジ穴を開けるのを敬遠する人は多い」。家具と天井の間の「突っ張り棒」は2個1600円程度だが、県は「寝室や居間の家具に重点を置けば、費用を抑えることは可能」と話す。県は新年度から耐震診断の補助額を上限3万円(現行2万円)に引き上げるため、3月定例議会に議案を提案。耐震補強は上限60万円の補助制度を設けている。
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