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「誰よりも強く執筆」 九州文学賞伊藤さん

[2010年03月19日 09:51]

表彰式であいさつする伊藤香織さん

 第40回九州芸術祭文学賞の表彰式が18日、福岡市のアクロス福岡であり、最優秀作に輝いた佐伯市弥生の伊藤香織さん(34)が表彰された。主催する九州文化協会の多田昭重会長が、伊藤さんをはじめ地区優秀作などの入賞者に表彰状を贈った。伊藤さんは「私は小さくて弱くて不器用で情けないところもたくさんありますが、小説を書くという一点においては誰よりも強く、たくましくありたい」とあいさつした。
 受賞作「苔やはらかに。」(「苔の、むすまで。」改題)は東京で働いていた30代の独身女性が心身の体調を崩して帰郷。身近な人たちとの交流を通して回復していく姿を大分県南の方言を使って描いた小説。選考委員で「文学界」編集長の船山幹雄さんは「自分の外側にある世界に対して開かれた書き方をしている人は少ない。そこだけでもこの人は違うと感じた」と選評を述べた。表彰式には五木寛之さんをはじめ中央、地区の選考委員らも出席した。

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