
特別表彰を受けた日田市の台小学校=校内に設置された「せせらぎ水路竣工(しゅんこう)記念碑」の前で
日田市天瀬町の台小学校(小野泰洋校長、17人)が県土地改良事業団体連合会の本年度土地改良功労表彰で特別表彰を受けた。過去に水に恵まれなかった女子畑土地改良区を通じて水の大切さを学習したためで、小学校の受賞は初めて。大分市の連合会事務所で表彰された。
台小学校がある女子畑台地は、標高170メートルの高台にある。水源が乏しく、昔は風呂の水や飲料水さえ事欠いたという。1949年に約10キロ離れた赤岩川から引水。56年に地区内の農業用水路が完成し、生活の利便性が向上、コメの生産も行うようになった。
同小学校は、先人の苦労に感謝し、水の大切さを知るため、毎年の通水路記念式典に参加。水源地を訪れたり、先人の子孫を訪れるなど当時の苦労を学んでいる。
2003年には、県営ほ場整備事業の一環で、地区内から水を引いた「せせらぎ水路」を校内に設置。長さ約50メートル、最大幅約8メートルの鑑賞池があり、メダカを育てるなど授業で活用している。
6年生の小関将太君(12)は「水が流れる喜びを知った」、穴井雄大君(11)は「水路作りは大人数が必要で大変な作業だと分かった」という。
小野校長は「これまで苦労した先人や、学校に勤務した人々に感謝したい。今後も学校が存続する限り、水の大切さを教えていきたい」と話していた。
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