竹田市久住町の観光施設「くじゅう花公園」の経営問題で、昨年から施設を運営している会社「花公園」(同市)が、青果卸の大分中央農産(大分市、後藤春男社長)グループの傘下に入って経営を継続することが16日、同グループへの取材で分かった。4月1日からの今季の営業開始を前に、安定的な運営体制が整った。
同グループが既に1千万円を出資し、今後も追加出資をする方針。3月から後藤社長(60)が花公園の社長に就いた。大分中央農産の後任社長は4月から、グループの青果小売業、共栄フーズ(大分市)の吉谷秀人社長(58)が兼任する。
青果や花きを扱うグループの強みを同公園でも生かせると判断。山菜料理のバイキングなどが楽しめる飲食コーナーを新たに設ける。6月以降をめどに農産品販売所も新設する計画。
後藤社長は「竹田地区の農産物を使い、地域に密着した花公園にしたい。花の管理もさらに力を入れ、入園者が安らげる空間をつくりたい」と話している。
くじゅう花公園は旧運営会社の「花の企画社」が経営悪化し、昨年11月、関連会社とともに破産を申請。「花公園」社は昨春、施設の従業員らが設立し、実質的に運営を引き継いでいた。破産管財人との協議で、出資を受けた上で建物などの経営資産を買い取ることとした。従業員43人(パート含む)は全員、継続して雇用する。
大分中央農産グループは大分をはじめ熊本、福岡など九州各県で、青果物関連の卸、小売、加工、運送事業などを展開している。年商は9社計で約85億円。
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