大分のニュース

県がカード会社とタッグ 観光と食PR

[2010年03月14日 09:56]

ツアーや特産品などを紹介し、大分県をPRするセゾンカード会員向けの冊子

 大分県はクレジットカード会社のクレディセゾン(東京都)と提携し、大都市圏のカード会員を対象に大分の観光と食をPRする。会員向けの情報誌に特集を組み、4~6月出発のツアーや特産品を売り込んでいく。クレジットカード保有者という特定層に狙いを定めキャンペーンを仕掛けていく。

 東京都、大阪府在住の会員約740万人がターゲットとなる。毎月請求書に同封している冊子や、年会費が高いゴールド会員向けの会報(3月号)に宇佐・国東地域の観光名所や、県産乾シイタケなどの食を紹介している。
 県の提案をベースにセゾングループの阪急交通社と、JTB東京がツアーを企画する。具体的には▽国東半島の寺社や史跡を回り別府・由布院に泊まるコース▽別府や由布院に泊まる終日自由コース▽「女子力アップ」をテーマに着付けや食事マナー講座を盛り込んだ由布院温泉旅行―の3種類を用意している。
 ホームページ(HP)でも同様の特集を組み、豊後牛などの特産品のほか、だんご汁やとり天といった郷土料理を掲載して通信販売を行う。
 クレディセゾンが行政と提携して事業展開する初の試み。県によると、大都市圏の消費者に直接、県観光をPRするための手段として考案した。県のフラッグショップ「坐来(ざらい) 大分」を宣伝しようと、ゴールド会員向けに特別コースを用意したり、大分空港の利用促進も期待している。
 クレディセゾンは「会報で地域の特集を組むにも独自取材では限界がある。行政と連携することで情報が充実し、お客さんに喜んでもらうことがカードの取扱量の増加にもつながる」との考え。県観光・地域振興局は「東京、大阪でのPRは宣伝費に対してどれだけ効果があるか分からずアプローチが難しい。こうした形で直接訴えていきたい」としている。

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