
独自の製品作りに取り組む
中津市の精神障害者通所授産施設「フロンティアなかつ」(和才二男施設長)に、織物の一種「さをり織り」を織るためのプレハブルームが完成し、利用されている。建設費の一部に赤い羽根共同募金が充てられており、和才施設長は「いずれ一般開放して、地域交流にも役立てたい」と話している。
「さをり織り」は約40年前に大阪で生まれた。既製品のような精密さにとらわれず、糸遣いなど個人の自由な発想を生かすのが特徴で、全国的に親しまれている。
「機械織りでは出せない、一人一人の作り手の個性が表現できるのが魅力」と話すのは、指導者の溜島学さん(26)。施設では、利用者の数人がストールやマフラー作りに真剣な表情で取り組んでいる。「まだ既製品にとらわれてしまう傾向がありますが、今年中には施設独自の作品展を開催したいですね」
市社会福祉課の大塚由人係長は「単純な下請けの作業と異なり、利用者が興味を持って取り組めるので、集中力の向上につながる。独自製品に取り組むことによって工賃アップにつながれば」と話している。
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