
試験に臨む受験生=9日午前、大分南高
県内の公立高校50校で9日、2010年度の1次入試が始まった。全日制と定時制に合わせて8570人が志願。試験は午前9時半の理科から始まり、受験生は志望校への“合格切符”を手に入れようと、真剣な表情で臨んだ。10日は一部の学校で面接試験がある。合格発表は12日。全日制(志願者8344人)の平均競争倍率は1・10倍。定時制(同226人)の平均競争倍率は0・70倍。
友人と励まし合う
日出暘谷高校は総合学科112人に対して124人が志願した。集合場所の体育館で受験生たちは、かじかんだ手を息で温めたり、友人と励まし合ったりしていた。杵築市宗近中学校の木村宣昭教諭(41)は、寺で合格の願掛けをしてきた受験票を生徒20人に手渡し「今までやってきたことを信じるのみ。しっかりな」と激励。
チェックに余念なし
大分南高校には220人の募集に対し250人が志願。友人と談笑するなど落ち着いた表情の受験生が多かったが、校舎の軒下で雨宿りしながら参考書を広げ、最後のチェックに余念のない生徒も。大分市稙田東中学校の生徒36人は円陣を組んだ。工藤康志教諭(47)が「合格目指して頑張るぞ」と言うと、全員が「オー」と声を張り上げ、気合を入れた。
受験生の表情キリッ
別府青山高校には午前8時前、続々と受験生が到着した。144人の募集に対し168人が志願している。友人らと談笑していた生徒も、入室の時間が近づくと緊張した表情に。別府市朝日中学校は、小林秀雄教諭(41)が「自信を持ってこれまでやってきたことを出し切ろう」と24人を送り出した。
「意欲持ち臨んで」
日田高校では全日制216人に対して253人が志願。冷たい雨が降る中、保護者の送迎などで足早に学校へ入る姿が見られた。存続の危機に直面していた定時制は大幅増の18人が受験。宇野公是校長は「過半数は、中学生以外というこれまでにない状況。定時制の役割を広く伝えることができたようだ。意欲を持って試験に臨んでほしい」と話した。
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