
文部科学大臣賞を受賞した矢野薫さん。手にした書は出品した作品と同じ文字で練習時のもの
大分南高校(大塚守校長)の2年生矢野薫さん(17)が、第46回全国学生書道展(創玄書道会主催)で最高賞の文部科学大臣賞に輝いた。7日に、東京のホテルで表彰式がある。学校関係者らは「努力の成果が実った」と喜んでいる。
同展は、国内外の小学生から高校生を対象に今年1月に作品を公募、約1万9千点が集まった。主催者からは「紙面に筆が食い込んだ見事な作品」と評価されたという。
矢野さんの作品は、中国・北魏時代の5世紀後半から6世紀前半に仏像に彫られた「魏霊蔵造像記」の冒頭4文字「魏霊蔵●(写真参照)(ぎれいぞうせつ)」を臨書した。力強く角張った漢字が特徴という。
矢野さんは、作品について「まだ直したいところがあった作品なので、受賞してびっくり。うれしかった。これを励みにしたい」と笑顔。同校書道部顧問で指導にあたっている安部恭子教諭(44)は「上を目指す意識が高く、支えてくれる仲間や本人がこつこつと積み重ねてきたものが結果になったと感じます」と話した。
「きれいな字を書けるように」と母親の薦めをきっかけに、自宅近くの習字教室に6歳から12年間通い続けている。高校入学後、毎日書道部で活動する中で書道にはいろいろな書体があり、自分なりの表現もできることを知り、楽しさが分かってきたという。
矢野さんは「書道は生活の一部になっている。これからもずっと続けて、いろいろな字形を書いていきたい」と意欲をみせた。
作品は、7日から東京都美術館で12日まで展示される。
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